
前回の記事では、有効求人倍率が高い職種はライバルが少なく転職しやすいことを解説しました。
今回は「実際にどの職種の需要が高いのか?」「未経験から挑戦するにはどうすればよいのか?」をご紹介します。
有効求人倍率の高い(=需要のある)職種とは?
2025年3月の有効求人倍率(全職種平均)は 1.26倍。
その中でも特に倍率が高いのは以下の職種です。
・建築関係:4.97倍
・機械整備・修理:4.49倍
・運輸:2.99倍
・製品製造・加工処理:2.11倍
これらの分野は専門性が高く人材不足のため、需要が非常に大きいのが特徴です。
一方で、有効求人倍率が低めの職種は 事務職・販売/接客業・飲食業 など。
参入しやすい分、求職者が多く競争率も高くなる傾向があります。
未経験から需要のある職種に転職するには?
「経験がないと無理なのでは?」と思うかもしれませんが、実はそんなことはありません。
挑戦したい意欲さえあれば、未経験からでも専門性の高い職種に就くことは可能 です。
特に狙い目なのが、以下のような資格取得支援制度を用意している企業です。
・フォークリフト免許
・中型・大型自動車免許
・各種技能講習
さらに、現状は人手不足ではない企業であっても、職場の高齢化を背景に「将来の人材育成」を目的に未経験者を積極採用 するケースも増えています。
つまり今は、未経験から専門職にキャリアチェンジする絶好のチャンスでもあるのです。
「手に職をつけたい」「長期的に安定したキャリアを築きたい」と考えている方は、ぜひ有効求人倍率が高い職種にも一度目を向けてみましょう。
以下は2025年3月の有効求人倍率です。
全国の有効求人倍率(全体)
厚生労働省が2025年5月に公表した「一般職業紹介状況」によると、2025年3月の有効求人倍率は 1.26倍。
前月(2月)の1.24倍から0.02ポイント上昇しています。
- 有効求人倍率:1.26倍(前年同月:1.27倍)
- 新規有効求人倍率:2.32倍(前年同月:2.34倍)
前年と比べるとわずかに低下していますが、特に新規求人倍率は高く、企業は依然として活発に採用活動をしていることがうかがえます。
常用雇用(パートを除く契約・派遣など)
- 有効求人倍率:1.24倍(前年同月:1.22倍)
- 新規有効求人倍率:2.01倍(前年同月:2.01倍)
常用雇用では前年を上回り、安定雇用を求める人材へのニーズが続いていると考えられます。
地域別の状況
- 東京都:1.12倍(前年同月:1.14倍)
- 千葉県:1.25倍(前年同月:1.19倍)
東京都ではわずかに低下したものの、千葉県は前年から上昇し、地域ごとの違いが見られます。
2025年3月の注目ポイント
2025年3月は、全国的に有効求人倍率が前月から上昇し、新規求人倍率も増加しました。
前年と比べると横ばい~わずかな減少ではありますが、春先の採用需要が高まる時期に入り、企業の求人活動が活発になっている様子がデータから読み取れます。
求職者にとっては、新しい求人が増えるタイミングでの就職活動が有利になりやすいと言えるでしょう。
また、有効求人倍率の高い業界に未経験から転職するチャンスを狙うことも、転職成功の秘訣といえそうです。
出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」(2025年5月発表)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57261.html
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